あれはひとり暮らしをはじめて2年目、小さなお店で働きはじめてまだ間もない頃のことでした。「こんな本があるんですよ」私は、突然、店長から一冊の本を手渡されました。それが、知る人ぞ知る『BASHAR』(VOICE 刊)との出会いだったのです。
地球より300年進化した惑星エササニの宇宙船操縦士だというバシャール。
「あなたが創られた時に、すでにあなたは100%のあなただったのです。そして、今でもあなたは100%なのです。なにも恐れることはありません。あなたはすでに100%のあなたなのです」
「宇宙はあなたを永遠にサポートし続けます」
何か大変な失敗をしでかしてしまうのではないかと怯えながら生きていた私に、彼の言葉がどれほどの希望を与えてくれたことでしょう。
続いてシャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』(地湧社 刊)と出会い、自分は、ただ単に肉体のみの存在ではないのかという期待は、さらにふくらんでいきました。
誰かの命を奪ってしまうのではないか、そんな理不尽な恐れゆえに、他人を殺めても、尚も生き続ける救いを求めていた私にとって輪廻転生という考えかたはとても魅力的だったのです。
しかし、1980年代後半は、少し大きな本屋に行けば「精神世界」というコーナーがある今とは違って、求めてもなかなか情報は入りませんでした。
でも、お世話になった店を辞め、新しい職場とアパートに移ってから、また出会いがありました。
アメリカの精神科医であるブライアン・L・ワイス氏が書いた『前世療法』(PHP研究所 刊)です。
そこには、私のように神経症と強迫観念に苦しみ続けてきたキャサリンという女性が、催眠で病気の原因だった過去生を思い出していくことによって、回復していく経過が克明に書かれていたのです。
生きづらさを抱えつづけたままの私にとって、彼女がどれほどうらやましかったことでしょう。実際に、前世療法なるものを受けてみようともしたのですが、うまくはいきませんでした。
それでも、圧倒されるほどのネガティブな感情が吹き出しはじめたこともあって、再び、精神世界に関心を持ちはじめた私は、入り出した情報をもとに、約半年の間そういったワークショップやセミナーに片っ端に参加しました。
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